今やアプリの画面遷移は誰でも作れるようになりましたが、それだけではアプリの価値の検証としては不十分なことをIDEOは実践を通して学んできました。本ワークショップではペーパープロトタイピング、モックアップ、ファンクショナルプロトタイピングまでを素早く実践し、ワークショップの翌日から、アプリ制作に関する議論を口頭から実物へと移せるようになることを目標としています。

あらゆるモノがインターネットに繋がっていく中で、スマホアプリを超えてIoTデバイス等のハードウェアもプロトタイピングすることが不可欠となってきました。本ワークショップではフォームコア等を使った体験のプロトタイピング、更にはiPhoneに備え付けのShortcutsアプリを使った実動プロトタイピングを素早く実践し、ワークショップの翌日から、日常の「あったらいいな」を自分で試していけるテクニックを身につけることを目標としています。

あらゆる情報を洪水のように浴びながら生きている今、アイディアを伝える際に魅力的な動画を素早く作れることは強力な武器となります。本ワークショップでは最新のAIツールを駆使しながら動画を最速で作る方法を実践し、ワークショップの翌日から、仕事や学校でふとしたアイディアをさくっと動画でアピールできるようになることを目標としています。

そこら辺のありものやテープを使って、とりあえずアイデアを形にする「ラピッドプロトタイピング」はここ数年で普及を見せています。しかし、そこから人前に出すに耐えうるクオリティのフィジカルモックまで持っていくには、大きなギャップがあるのも事実です。本ワークショップでは、フォームコアの様々な加工方法の実践を通して、ワークショップ翌日から美しくかつ強固なフィジカルモックを作れるようにステップアップことを目標としています。

メーカームーブメントを大きく牽引するはずだった3Dプリンター。プロトタイピングにおいて強力な相棒であることは間違いありませんが、当初謳われていたほどの広いインパクトを与えるにはまだ至っていないのが現状です。本ワークショップでは、アイデアを形にするプロセスにおいてどういったタイミングで、どのように3Dプリンターが活用できるのかを実践を通して学び、ワークショップの翌日から必要に応じて自分でさくっとモデリングして3Dプリントを発注する毎日を送れるようになることを目標としています。

CanvaやAIを使って誰もが簡単に一定水準以上の視覚表現ができるようになってくると、自ずと次必要になってくるのはそれらを全て繋ぎ止める共通の世界観、つまりビジュアルアイデンティティの考え方になります。本ワークショップでは、様々なツールを駆使しながら、頭の中にあるアイデアを言葉、形、写真や色で高速に表現する技法を学び、ワークショップの翌日からどんな企画も一つの世界観の元、強烈にかつ魅力的に伝えられるようになることを目標としています。